2006年 11月 14日
CESARE 2
チェーザレ―破壊の創造者 2 フィレンツェのメディチ家所蔵、ボッティチェリ「春」の前で 後に軍事顧問となるレオナルド・ダ・ビンチとチェーザレを引き合わせたり ミケランジェロによるフレスコ画が描かれる以前のシスティーナ礼拝堂で 次期教皇を狙う権力争いが行われたり この時まだこれは完成してなかったんだとか、これは出来あがってたんだとか ルネサンス美術に関するプチ発見もできるくらい 時代考証にも注意がはらわれています。 出航前のコロンブスが、ユダヤ人という設定のミゲルを航海に誘う形で 迫害が深刻になりつつあった時代背景を示したり ダンテの「神曲」の解釈をめぐり登場人物たちに真剣に意見 (それぞれの考え方にしっかり後の生き様を垣間見せてます。) を戦わさせる事で、立場の違いにおける意識格差まで語ろうとしたり、、 感心する事頻り。 余す所無くと言える程 思想、行動、発言、表情、、細部迄魅力的に描かれるチェーザレ。 ”優雅なる冷酷”を正しく体現してくれそうな予感。 確信犯の人たらし、残酷な切れ者が基本ですが 子供っぽいただの美少年に戻す事も忘れず、抜かりなしです。
by hudousek
| 2006-11-14 14:12
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