2006年 07月 11日
春の雪 2005
行定勲 ★ 妻夫木聡:松枝清顕 竹内結子:綾倉聡子 高岡蒼佑:本多繁邦 大楠道代:蓼科 及川光博:洞院宮治典王殿下 石丸謙二郎:綾倉伯爵 宮崎美子:綾倉伯爵夫人 榎木孝明:松枝侯爵 真野響子:松枝侯爵夫人 田口トモロヲ:松枝家執事の山田 岸田今日子:清顕の祖母 若尾文子:月修寺門跡 三島由紀夫は「金閣寺」「仮面の告白」「美徳のよろめき」他数作読んだきり 大作「豊饒の海」まで辿りつかなかったのと もともと、妻夫木聡も竹内結子も監督の行定勲も興味なしということで 映画が公開されても無反応でしたが、他の映画の予告で 「春の雪」竹内結子の洋装があまりにも可愛いく 映像も綺麗だったので、見てみたくなりました。 映像の全てが良かった訳ではありませんが、少なくとも単調なカメラワークに 飽き飽きするといった事はなく(夢のシーン数回以外)、無事見終わりました。 そういう映画に出会うことって、実は少ないんです。 日差しもとても柔らかく、色彩が淡い。セピアがかって好きな雰囲気。 役者とカメラの間に 硝子格子や柵、森の木々、神社の沢山の赤い柱、橋、などを敢えて配し 少し遠くからカメラを回し、視界の一部を流れるように遮らせつつ 撮った映像が多く、顔をアップで捉える時ですら、流れ動く柵の間から 表情が見え隠れ、といった事もありました。 また、鏡に写った姿や、昔の不均整な硝子越しに 歪んでぼやけた姿を撮った映像を随所に効果的に織りまぜながら とても印象的な見せ方をしていました。 不安定だったり切羽詰まった時、特にかな。 部屋から部屋、階段、廊下と流れるように移動して行く家の中の撮り方も巧かった。 後で知ったんだけどカメラマンが「花様年華」でドイルとともに 撮影したリー・ピンビン Lee Ping-binだったのですね。。 思わぬ所で、思わぬ出会いでした。 内容については、原作読みたくなりました。 読まないと永遠に理解も納得も出来ないと思います。 主演二人は、、、ですが、蓼科は凄く良かった。
by hudousek
| 2006-07-11 17:49
|
カテゴリ
タグ
neige 07-08(86)
restaurant(78) 京都(72) gateau(66) neige 06-07(50) cafe(50) livre(45) cinema(41) automune 07(40) art(37) neige 05-06(36) musique(32) pain(32) surf des neiges(31) 京のご馳走(27) cinema japonais(24) pasta(18) bjork(17) animation(16) Carl Zeiss Planer T*1.4/50 aej(9) Link
Bjork Cremaster5 Matthew Barney Visionaire life log Musique Cinema 以前の記事
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|